私の家

自分の育った家庭を思い出す機会がありました。
最近自分のことで忙しかったので、忘れてました。
少しずつ囚われなくなってきているのかな。

私は私の家族を「機能不全家族」だと思っています。
とは言え、他の家族を知らないので、実際機能不全なのかどうか、わかりません。
でも、おかしいだろ、とは思います。

こんな感じ↓
おじいちゃんは月に一度東北へ出張へ行っていたけど、実は愛人が東北にいた。
最近明らかになったけど、どうやら神奈川県にも愛人がいたらしく、今は近所の別の愛人宅へ身を寄せているので、かつての愛人たちへは送金をしているらしい。
とにかく、愛人だらけ。
おばあちゃんはずっとおじいちゃんの浮気を知りながら見知らぬ地で商売と家事育児を切り盛りし、でも神経症で家からほとんど出なかった。
今は脳梗塞で寝たきり。
念仏みたいに自分の実家の話ばかりしていた。
特に兄も姉も勉強ができたのが誇りで、近所の住人を貧乏で知性が無いというような感じでバカにしながら恨んでいた。
父は浮気症で、なおかつそれを母も知っているし、その浮気相手を母がわかっている場合もある。
親子でオープンにそれを笑い話や皮肉として話すこともある。
私が肌荒れの酷いときに基礎化粧品を買おうと思っていたら、父が先回りして、ネズミ講をやっていた父のお気に入りの女性から5万分ほど化粧品を買って、私に寄越した。
その時私は泣いて大暴れした。
悲しくて。
既に私は24歳だったのに。
若い頃父は短気で、母が従業員の前で殴られたこともあるし、私たち子供も、もちろんある。
私は反抗していたので、最高20発ほど蹴られた。
その瞬間殺してやろうかと思うこともあったけど、最悪なことに、父は時々すごく傷ついた顔をするから、なぜか日常的には慰め役もやらなければならない。
母は父がしょうもない男なのに離れない。
食卓でバカにされたり文句を言われたりしながらも、離れない。
母の実家のことも、父はよくバカにしてたのにな。
何でか不思議。
でも、愚痴はよく言ってた。
と言うか、家族中互いに愚痴を言っていた。
全体的に見栄っ張りで小心者。
でも、愛情が無いわけじゃない。
自分勝手な愛情だけど。
よその家とは違う、うちは知性がある、と信じている。
父は太宰治が嫌いだと言っていたけど、文学青年的かつ刹那的ナルシスティックな部分が似てる。
似てるから、嫌いなのかも。
(もう64歳だけど青年…)
互いに、仲の良い夫婦、だという。

こう書くと、やっぱり変。
普通の、穏やかな家庭って、どんな感じなんでしょう。
想像つきません。
祖父母もおかしいから、穏やかに過ごしているじいじばあばに出会うと、その差にびっくりします。
何が普通で、何が異常なのかもわかりません。
この程度のことは普通なのかしら。
よくわかりません。


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2009年09月15日 Posted byJJ at 01:12 │Comments(0)AC

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