愛を感じる

ちょっと前、山を越えたのだと思っていたのですが、保育園の件に比べたらそんなの屁のようなもの(スミマセン)でした。
私にとってはかなりハードルの高い問題で、こちらの希望を話して理解してもらうことがこんなにも難しいことなのかと、絶望的な気分になっていました。
私は行政のシステムにも不満を抱いたし、理解されない状況にも怒りがありました。
確かに…私にはそれを乗り越えられるパワーがあったから何とかなったけれど…私より更に消極的な人は大勢います。
だから、行政のシステムはより生きやすい世の中へと向かうために、今後改善されていく必要はあると感じています。

私は人を信頼することが本当にできていないのだと、今回実感しました。
それは、両親や祖父母とのやり取りから育まれた負の感情であり、今もそう思っています。
よくAC本などでは回復のために両親を受け入れるだとか書かれていますが、怒りに震えている人間にとって、そんなのはきれい事にしか見えません。
私はそうでした。
では、受け入れるってなんだろう?と考えた時、私は両親の生まれ育った背景を推測しました。
どちらの家も何か歪んでいて、それが戦後の混沌とした時代を引きずったままの形ならばどの家にもあることなのでしょうが、それでも、個々の家庭において両親が傷ついていた事実を、私はようやく理解することができたのです。
両親と少し距離を置いて、彼らを客観的に見ることができ始めてから、そのような気持ち−−両親への私からの愛情欲求と理解欲求−−が芽生えました。
それは、今回の件と重なります。
相手を理解して初めて尊重が生まれるという。
長い長い年月がかかりました。
まだまだ怒りは感じています。
それでも、その間に見捨てないで私と友達でいてくれた人や、同じ体験をして苦しんでいる人や、様々な人が私を待っていてくれて、そのあたたかい体験の繰り返しから、ようやく少し前進できたと感じます。

新しいことに気づいて、そしてまた、そこがスタート地点だと感じる。
その繰り返しですが、頑張りたいと思います。
本当に、私と関わってくれた人の愛を感じました。
だから、私からも皆さんへ。
今日という日が素敵な1日でありますように。
たとえあなたが悲しみにくれていても、また、光を見つけられますように。


同じカテゴリー(AC)の記事
 父と母と (2009-12-20 01:45)
 なぜか… (2009-12-16 20:58)
 仕事 (2009-12-16 00:44)
 メソメソ (2009-12-15 17:06)
 3歳の思い出 (2009-12-14 13:48)
 入院 (2009-12-11 07:44)

2009年10月14日 Posted byJJ at 11:23 │Comments(0)AC

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
愛を感じる
    コメント(0)